スバルレヴォーグのファミリーカーレビュー!シンメトリカルAWD搭載のパフォーマンスワゴンを子育て世代目線で徹底解説

スバル レヴォーグ
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スバル レヴォーグってどんな車?

スバルの「レヴォーグ(LEVORG)」は、スバルが「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承して開発した、スバルを代表するパフォーマンスワゴンです。2020年10月15日に第2世代(VN型)へフルモデルチェンジし、「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」の3つの価値を大幅に進化させた現行モデルが誕生。2020年度JNCAPファイブスター大賞受賞・2020-2021日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。

2024年12月12日の最新一部改良では、ドライバーモニタリングシステムとドライバー異常時対応システムの連携を強化し、わき見・居眠りでもドライバー異常時対応システムが作動するように進化。アイサイトの車線中央維持制御と先行車追従操舵制御も改良され、ロングドライブでの快適性がさらに向上しています。また「STI Sport R-Black Limited」(特別仕様車・2024年12月)や「V-SPORT」「STI Sport R-Black Limited(1.8L)」(2025年3月)も追加されています。

グレードは1.8L直噴ターボ搭載のSmart Edition EX・GT-H EX・STI Sport EX、2.4L直噴ターボのSTI Sport R EXの4グレードで、グレード名の「EX」は全グレードに高度運転支援システム「アイサイトX」が標準搭載されることを示します。全車シンメトリカルAWD・CVT(リニアトロニック)です。ボディサイズは全長4,755mm×全幅1,795mm×全高1,500mm、ホイールベース2,670mm、5人乗り。スバル公式サイトの価格はSmart Edition EXが約363万円から、STI Sport R EXが約509万円となっています。

ファミリーカーとしての魅力

①アイサイトX全車標準・新世代アイサイト360度センシング、国産ワゴン最高水準の安全性で家族を守る

レヴォーグ最大のファミリー向け強みのひとつが、全グレードにアイサイトX(高度運転支援システム)が標準搭載されていることです。一般的な車では上位グレード限定のことが多い高度な運転支援システムが、エントリーのSmart Edition EXからフラッグシップのSTI Sport R EXまですべてに揃っています。

新世代アイサイトは、広角化した新開発ステレオカメラに前後4つのレーダーを組み合わせた360度センシングを実現。プリクラッシュブレーキ・前側方プリクラッシュブレーキ・後側方警戒支援・全車速追従機能付クルーズコントロール・ドライバーモニタリングシステムなどが含まれます。2024年12月改良ではドライバーモニタリングとドライバー異常時対応システムの連携を強化し、わき見・居眠りが続いた場合の安全停止システムも進化しています。JNCAPでは2020年度に衝突安全性能・予防安全性能の総合評価で最高得点を獲得し、ファイブスター大賞を受賞しています。

②荷室容量561L(VDA法)の圧倒的な積載力、子育て家族のどんな荷物も受け止めるワゴンの真骨頂

ステーションワゴンとしてのレヴォーグ最大の実用的強みは荷室容量561Lという圧倒的な積載力です。ベビーカー・大型チャイルドシート・キャンプ道具・スキー板・子どもの部活道具・大型ショッピングの荷物など、ファミリーの「とにかく荷物が多い」シーンすべてに余裕をもって対応できます。

荷室開口部は低く設定されており、重い荷物の積み降ろしが楽なことも実用面での大きな美点です。後席を倒せばさらに広大なフラットな荷室空間が広がり、長尺物・大型アウトドア機材・自転車なども積み込めます。「ミニバンほど室内は広くなくていい、でも荷物はたっぷり積みたい」というファミリーに、国産ワゴンの中でもレヴォーグは飛び抜けた積載性を提供します。

③シンメトリカルAWD全車搭載・2024年12月改良のアイサイト操舵制御向上で、高速・雨天・雪道ロングドライブが圧倒的に快適

レヴォーグは全グレードにスバルのシンメトリカルAWDを搭載し、コーナリングの安定感・雨天・雪道での四輪グリップがコンパクトセダンやSUVとは一線を画す信頼性を発揮します。「家族で年に数回の遠距離帰省・スキー場への雪道・梅雨の高速道路」を安心して走れる4WD性能は、遠方への家族旅行で毎回実感できます。

2024年12月改良ではアイサイトの車線中央維持制御先行車追従操舵制御が改良され、直線路では軽めの操舵感で介入しやすく、急なカーブや白線付近では安全を考慮して重めの操舵感になるよう最適化。ロングドライブ中のドライバーの疲労が大幅に軽減されています。高速道路での長距離家族旅行で、アイサイトXがドライバーをサポートする安心感は格別です。

④1.8L直噴ターボ・水平対向エンジン+スバルグローバルプラットフォーム、ワゴンボディに宿るスポーティな走りが家族のドライブを楽しくする

レヴォーグは実用的なワゴンでありながら、スバル水平対向エンジン(ボクサーエンジン)の低重心・直噴ターボの豊かなトルクという走りへのこだわりを失っていません。1.8L直噴ターボ(最高出力177ps・最大トルク300Nm)はロングドライブでの余裕ある加速・高速合流の安心感を提供し、「ファミリーワゴンを運転しているのにちっとも楽しい」という感覚が味わえます。

スバルグローバルプラットフォーム(SGP)にフルインナーフレーム構造を採用したことで、高いボディ剛性と低重心が生み出すコーナリングの自然な安定感・直進安定性・乗り心地の質を飛躍的に高めています。週末に家族で出かけるドライブが、レヴォーグに乗るとまた違った楽しさになります。

⑤11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ・12.3インチ液晶メーター(EXグレード)・ハーマンカードンサウンド(STI Sport系)、長距離家族旅行の車内環境が別次元

全グレード(EX)標準の11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&インフォテインメントシステム12.3インチフル液晶メーターは、視認性・操作性ともに国産ワゴンクラストップ水準です。Apple CarPlay / Android Autoにも対応し、家族旅行中のナビ・音楽・映像の操作が直感的に行えます。

STI Sport系グレードにはハーマンカードンサウンドシステム(10スピーカー)が標準装備。長時間のドライブで子どもたちや家族が楽しめる車内音響空間の質は、普通のカーオーディオとは一線を画す臨場感をもたらします。「車が大きなコンサートホールになる」感覚は家族全員が旅行の「乗る楽しみ」のひとつになるでしょう。

グレードをどう選ぶ?

レヴォーグは4グレード(全車AWD)です。

Smart Edition EX(1.8L直噴ターボ)はエントリーグレードながらアイサイトX・11.6インチディスプレイ・12.3インチ液晶メーターが揃い、2024年12月改良でGT-H EXのインテリアを採用して質感も向上しています。コストを抑えながらレヴォーグの安全性・走行性能・荷室を最優先したいご家庭向けです。

GT-H EX(1.8L直噴ターボ)はレヴォーグの売れ筋の主力グレードです。本革シート(ボルドー/ブラック)・ZF製電子制御ダンパー・運転席10ウェイ&助手席8ウェイパワーシート・前後席シートヒーターが揃い、快適な長距離ドライブと上質な室内環境を求めるご家庭向けです。

STI Sport EX(1.8L直噴ターボ)はSTIが開発した専用外装・本革シート・電子制御ダンパー・ドライブモードセレクト・ハーマンカードンサウンドシステムが標準装備のスポーティ上位グレードです。「走りとサウンドも妥協したくない」ご家庭に。

STI Sport R EX(2.4L直噴ターボ)は最大300N→最大350Nmの2.4Lターボ+ブレンボ製ブレーキキャリパーを搭載した国産スポーツワゴン最高峰。「全部乗せ」でレヴォーグを所有したいご家庭の最高選択肢です。

チャイルドシートとの相性は?

レヴォーグの後席にはISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの正しい固定が可能です。

全高1,500mmのステーションワゴンとして、後席への乗り込みはSUVやスーパーハイトワゴンほど楽ではありませんが、ホイールベース2,670mmが確保する後席の足元空間は広く、チャイルドシート設置後も大人が後席に同乗するゆとりがあります。荷室が広大なため、大型チャイルドシートを後席に設置した状態でも荷物の積載量が確保しやすい点はワゴンボディならではの恩恵です。

スライドドアでなく通常のヒンジドアのため、駐車場の広さによってはドア開閉に注意が必要です。実際のチャイルドシートとの組み合わせは購入前の試乗・試設置で確認してください。

気になるデメリットは?

レヴォーグの魅力は大きいですが、ファミリーカーとして正直にお伝えする点があります。

全高1,500mmの低いボディは乗降のしやすさでSUVに劣る点を把握しておく必要があります。雨の日のチャイルドシートへの乗せ降ろし・小さな子どものひとり乗り降りは、フレアワゴン等のスーパーハイトワゴンに比べて不便さを感じる場面があります。「毎日の子どもの乗せ降ろしが最優先」のご家庭には不向きな面があります。

また価格帯が高めです。エントリーのSmart Edition EXでも約363万円からと、一般的なコンパクトカーやSUVより高価格帯です。維持費はシンメトリカルAWD・大排気量ターボにより燃費(約13〜16km/L・WLTCモード)もコンパクトカーほど良くありません。家族の予算計画に合わせた事前確認が必要です。

さらに全長4,755mm・全幅1,795mmのサイズは日常の取り回しに慣れが必要な場合があります。立体駐車場・狭い路地・コインパーキングでのサイズ感は、コンパクトカーから乗り換えの際に特に注意が必要です。

ヴォクシー・ノアとの違いは?ファミリー目線で比較

子育て世代が同価格帯で比較するケースの多いトヨタ ヴォクシー・ノア(3列シートミニバン)との違いを整理します。

ヴォクシーノアは3列シートで7〜8人乗り・両側電動スライドドア・大型ミニバンの圧倒的な室内空間が最大の強みです。子どもを含む大人数乗車・スライドドアの日常利便性・後席の足元の広さはレヴォーグをはるかに超えています。

レヴォーグはシンメトリカルAWDの走行安定性・アイサイトX全車標準の最高水準安全性・561Lの大容量荷室・水平対向エンジンの走りの質という、ミニバンでは得られない価値を持っています。「5人乗りで十分・荷物が多い・走りにこだわりたい・雪道や長距離ドライブが多い・スバルの安全技術に信頼を置く」ご家庭には、レヴォーグが圧倒的に合っています。

こんなご家庭におすすめ!

  • 毎週末の家族旅行・スキー・キャンプなど長距離・悪路走行が多く、シンメトリカルAWDとアイサイトXの安全性を最優先するご家庭
  • ベビーカー・大型荷物・アウトドア用品など家族の荷物が多く、561Lの大容量荷室を日常的に活用したいご家庭
  • ミニバンの室内の広さよりも、ワゴンのスタイリッシュな走りと荷室の両立を求めるパパ・ママ
  • 高速道路のロングドライブでアイサイトX・ドライバーモニタリングのサポートを存分に活用したいご家庭
  • スバルのブランドとシンメトリカルAWDの走行品質を長期間信頼して乗り続けたいご家庭

ファミリーカーとしての総評

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評価項目 評価 コメント
室内の広さ・使い勝手 ★★★★☆ 5人乗りワゴンとして荷室561Lが圧倒的。室内高はSUV・ミニバンに劣るが荷物の積載性は国産最高水準
安全性能 ★★★★★ JNCAP2020ファイブスター大賞。アイサイトX全車標準・360度センシング・ドライバー異常時対応
乗り降りのしやすさ ★★★☆☆ 全高1,500mmのワゴンのため、SUV・ミニバンより若干不便。チャイルドシート乗せ降ろしは毎日の習慣で対応できる
運転のしやすさ ★★★★★ アイサイトX全車速追従・シンメトリカルAWD・2024年改良の操舵制御向上で高速ロングドライブが極めて快適
維持費・コスパ ★★★☆☆ 約363万円〜・AWDターボの燃費は控えめ(約13〜16km/L)。安全性・積載性・走りのトータル価値は高い

総合評価

★★★★★

★★★★★

4.3 / 5.0点

スバル レヴォーグは、「アイサイトX全車標準の最高水準安全性」「561L大容量荷室のワゴン積載力」「シンメトリカルAWDの卓越した走行安定性」「水平対向ターボエンジンの走りの楽しさ」という4つの価値を高次元で融合させた、国産ステーションワゴンとして圧倒的な存在感を誇る一台です。全高の低さやミニバンほどの室内空間はありませんが、「家族を安全に・荷物をたっぷり・走りを楽しんで遠くまで」というグランドツーリングのファミリーカーとして、レヴォーグはそのすべての要求に国産最高水準で応えます。

「大切な家族と、遠くへ、もっと遠くへ、安全に、楽しく」。スバル レヴォーグはその想いを「ワゴン」という最も実用的なボディで叶えてくれる、パパ・ママの誇れる一台です。

*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はスバル公式サイトまたは販売店でご確認ください。

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