ホンダN-VANのファミリーカーレビュー!キャンプや車中泊が好きなファミリーに刺さる!軽バンという選択肢

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N-VANってどんな車?

「軽バンってビジネス用の車でしょ?」と思っているパパ・ママ、ちょっと待ってください。ホンダの「N-VAN(エヌバン)」は、2018年にNシリーズに加わった軽商用バンですが、近年は「車中泊」「キャンプ」「アウトドア」を楽しむファミリーから熱い注目を集めています。

N-VANは使いやすさ・走行性能・安全性を追求し、軽バンの新基準を目指したモデルです。最大の特徴は、助手席側のBピラー(センターピラー)をドアに内蔵した「センターピラーレス構造」により実現した、圧倒的に広い開口部と完全フラットな荷室です。

2025年8月より価格改定が実施され、ガソリン車の現在の価格帯はメーカー希望小売価格で約149万円〜226万円(グレード・駆動方式により異なります)。さらに2024年12月には軽商用EV「N-VAN e:」も発売され、選択肢がさらに広がっています。

ただし、正直に申し上げると、N-VANはあくまで商用バンがベース。一般的なファミリーカーとしての使い勝手を求める方よりも、「荷物をたくさん積みたい」「車内でくつろぎたい・寝たい」「アウトドアをとことん楽しみたい」という個性派ファミリーにこそフィットする車です。記事を読んで、自分たちのライフスタイルに合うかどうかをじっくりと判断してみてください。


ファミリーカーとしての魅力

①助手席側センターピラーレス構造がもたらす圧倒的な開口部

N-VANの最大の個性が、助手席側のBピラー(センターピラー)をドアに内蔵した「センターピラーレス構造」です。助手席ドアとスライドリアドアを両方開けると、車体の側面が大きく開放されます。

この開口幅は実に約1,515mm。大きなキャンプ道具や自転車はもちろん、サーフボードや長尺物も難なく積み込めます。子ども用の大きなおもちゃやベビーカー、折りたたみ式テーブルなど、かさばる荷物を持つファミリーにとって、この開口部の広さは感動ものです。荷物を積み込む際の「どうやって入れよう…」というストレスから解放されます。

②完全フラットになる荷室で車中泊ファミリーに大人気

N-VANは後席を倒すと完全にフラットな荷室が現れます。フラット時の荷室長は最大約1,835mm(FF・助手席格納時)。大人が横になれる長さがあり、簡易的なベッドスペースとして使えることから、「軽バン車中泊」のジャンルで絶大な支持を集めています。

週末のキャンプや車中泊を楽しむファミリーなら、荷室に薄手のマットレスを敷けばコンパクトなベッドルームに早変わり。荷物も一緒に積んでおけるので、キャンプ道具の積み下ろしの手間も最小限に抑えられます。

また、2024年4月の一部改良に合わせて発売された特別仕様車「STYLE+ NATURE(スタイルプラスネイチャー)」は、自然と調和したアウトドアスタイルが特長で、アウトドア好きファミリーのニーズにぴったり応えるモデルとなっています。

③Honda SENSINGが全タイプに標準装備

Honda SENSINGが全タイプに標準装備されています。商用バンながら安全性能には妥協がなく、衝突軽減ブレーキ・歩行者検知・誤発進抑制・アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)などの機能でドライバーをしっかりサポートしてくれます。

また、2024年の改良で追加された急アクセル抑制機能も心強い装備です。アクセルとブレーキの踏み間違いによる誤発進を防いでくれるため、お子さまを乗せている場面でも安心です。

④最大積載量の余裕でお出かけの荷物もどーんと積める

軽商用バンとしての設計上、N-VANは荷物の積載容量に非常に余裕があります。ベビーカー・チャイルドシート・キャンプ道具・着替え・おもちゃ…子連れのお出かけは荷物が多くなりがちですが、N-VANならその悩みをまるごと解決してくれます。

「荷物を詰め込みすぎて後ろが見えない…」「トランクに収まらなくて後席に荷物を乗せている…」といったストレスとは無縁の積載力が頼もしいです。

⑤EV版「N-VAN e:」も登場!

N-VAN e:の実質的な価格は補助金適用後で200万円以下、一充電走行距離245kmを実現しており、日常の街乗りや近場のアウトドアには十分な航続距離があります。

普通充電(6kW)では約4.5時間、急速充電(50kW)では約30分で充電が可能です。また、V2HやV2Lの給電機能も搭載されており、キャンプ場や停電時に家電製品への電力供給源として活用できるのは、アウトドア好きファミリーには大きなメリットです。


グレードの選び方

G(ベーシックグレード)はシンプルな装備のスタンダードタイプ。Honda SENSINGが標準装備されており、コストを抑えたい方向けです。

Lは日常使いを快適にするオートエアコンやスマートキーなどを装備した、バランスの取れたグレードです。

FUN(ファン)は乗用車的な使い方を想定した上級グレードで、フルLEDヘッドライトやアルミホイールなどが装備されています。外観もポップで親しみやすく、ファミリーでのお出かけにもぴったりです。ターボエンジンを搭載した「FUN・ターボ」も設定されており、荷物をたくさん積んでの坂道や高速道路での走りに余裕が生まれます。

特別仕様車「STYLE+ NATURE」はアウトドアスタイルを存分に楽しめる仕様で、ボディカラーやインテリアにも自然をイメージしたカラーリングが採用されています。アウトドア派ファミリーにはこちらが特におすすめです。

気になるデメリットは?

正直にお伝えすると、ファミリーカーとして考えたときに気になる点がいくつかあります。

まず、後席の快適性です。N-VANは商用車ベースのため、後席のシートは乗用車系モデルと比べるとクッションが薄く、長距離ドライブでは疲れやすいと感じる方もいます。助手席もスライド・リクライニングができない仕様であることも要注意です。

次に、乗り心地のかたさです。商用バンらしくサスペンションがやや硬めで、路面の凹凸をダイレクトに感じやすい傾向があります。同乗するお子さまが乗り物酔いしやすい場合は注意が必要です。

また、後席の居住性はハイトワゴン系と比べると限られており、特に足元スペースはゆったりとはいきません。4人乗車で長距離旅行を頻繁にするご家庭には、やや窮屈に感じるかもしれません。


チャイルドシートとの相性は?

N-VANのリアシートにはISOFIXアンカーが装備されており、ISOFIXタイプのチャイルドシートを固定することができます。

ただし、N-VANは商用バンがベースのため、後席のシートクッションが乗用車系モデルと比べると薄く、長時間乗車での快適性はやや劣ります。チャイルドシート自体の設置は問題なく行えますが、小さなお子さまを長時間乗せる際は、クッション性の高いチャイルドシートを選ぶことで快適さを補うことができます。

また、N-VANは助手席側にセンターピラーレス構造を採用しているため、後席への乗り降りは助手席側からが最もスムーズです。大きく開く開口部を活かして、チャイルドシートへの乗せ降ろしはむしろ他の軽自動車よりやりやすいと感じるシーンも多いでしょう。

なお、後席にチャイルドシートを2台横並びに設置することも可能ですが、後席の幅とシートのサイズに合わせて事前に確認しておくことをおすすめします。


こんなご家庭におすすめ!

  • 週末のキャンプや車中泊をとことん楽しみたいアウトドア派ファミリー
  • 大量の荷物をストレスなく積み込みたいご家庭
  • 自転車・サーフボードなど大型レジャー用品を積む機会が多い方
  • 後席よりも荷室重視のライフスタイルのご家庭
  • EV(N-VAN e:)を活用し、キャンプ場での電源や万が一の備えにも使いたい方
  • 「みんなと違うおもしろい車に乗りたい!」という個性派パパ・ママ

ファミリーカーとしての総評

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評価項目 評価 コメント
室内の広さ・使い勝手 ★★★★★ 圧倒的な荷室容量と完全フラット。アウトドアファミリーには最強
安全性能 ★★★★★ Honda SENSING全車標準装備、急アクセル抑制機能も搭載
乗り降りのしやすさ ★★★★☆ センターピラーレス構造で開口部が広く乗せ降ろしはスムーズ
運転のしやすさ ★★☆☆☆ 商用車ベースのため後席クッション薄め・乗り心地は硬め
維持費・コスパ ★★★★☆ 軽自動車の維持費で大容量の積載力。コスパは高い

総合評価

★★★★★

★★★★★

3.8 / 5.0点

N-VANは「ファミリーカーとして万能か」と聞かれると、正直にNOと言わざるを得ません。後席の快適性や乗り心地は、乗用車系の軽自動車と比べると明らかに劣る部分があります。

しかし、「アウトドアやキャンプが大好きで、荷物を豪快に積んで家族で冒険に出かけたい!」というファミリーにとっては、他の軽自動車にはない圧倒的な魅力があります。センターピラーレスの大開口部・完全フラットの荷室・充実した安全性能は、このクラスで唯一無二の存在感を放っています。

「普通のファミリーカーじゃ物足りない!」そんな個性派のパパ・ママに、自信を持っておすすめできる一台です。


*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はホンダ公式サイトまたは販売店でご確認ください。

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