家族で旅行や帰省に使えるファミリーカーを探しているが、どんな車にすればいいのか選び方が分からない。子供が生まれるタイミングで買い替えを考えているが、ファミリーカーといっても色々ありすぎて迷っている。
こちらではそんなファミリーカーの適切な選び方を知ることができます。家族構成や使用用途別にファミリーカーのおすすめ車種をまとめているため、自分の条件にあてはまるものを簡単に選ぶことができるのです。
1.ファミリーカーの選び方で失敗しない方法とは?
1-1.使用用途別にファミリーカーを選ぶ
ファミリーカーを選ぶときの一つの基準となるのが、車の使用用途です。
家族によって近場のお出かけに使ったり、キャンプやスノボなどのアウトドアに使ったりと使用用途は異なります。
例えばよく家族でキャンプに行くのに軽自動車を選んでしまうと必要な荷物を積み込むことができませんし、3世代での旅行が毎年の恒例行事なのに5人乗りのSUVを選んでしまうと人が乗るだけでいっぱいになってしまい旅行どころではありません。
そのため使用用途を明確にすることは車を選ぶ時の大切なポイントなのです。
1-2.車種別にファミリーカーを選ぶ
車種はファミリーカーを選ぶ時には欠かすことのできない大切なポイントです。
車には様々な車種があり、軽自動車やミニバン、SUVなどその車種によって車の使い勝手や広さも大幅に異なります。
軽自動車であれば低燃費や取り回しのしやすさなどのメリットはありますが、大荷物での旅行などには適しません。
逆にミニバンであれば大荷物であっても旅行や帰省をゆったりと楽しむことができますが、狭い路地での運転などには不安を覚えるかもしれません。
車の購入の目的が明確に決まっているのならなおさらです。
九州から東京ディズニーリゾートまで小さな子供と3人家族で車での旅行を考えているのに、軽自動車を選択しては辛い旅になってしまうでしょう。
少なくとも3人が乗って3人分の大荷物を載せることができるミニバンやSUV等、一定の車内空間が確保された車種をファミリーカーとして選ぶ必要があるでしょう。
1-3.予算別にファミリーカーを選ぶ
ファミリーカーを選ぶ時に予算を基準にして選ぶのも一つのポイントです。
自分の理想や希望だけで車を選んでしまうととてつもない金額になってしまったり、乗ってみてこんなはずじゃなかったといったことになりがちです。
そうならないためにも予算を決めてそれに収まる金額でファミリーカー選びを進めることも大切です。
予算が200万円と決まっているのに新車のアルファードを選ぶことは難しいですが、中古に選択肢を広げるとアルファードでも購入が可能になります。
予算を先に決めておくことでその金額に合わせてファミリーカーを選ぶことができるのです。
使用用途別にファミリーカーを選ぶ
2-1.子供が生まれて3人家族で使いたい
「いままでは夫婦二人だけだったけど、子供が生まれるのに合わせて車を乗り換えたい。」
そんなファミリーにピッタリなのがコンパクトミニバンです。
コンパクトミニバンはヴォクシーやセレナといったミニバンよりも少しコンパクトですが、3人家族には十分な車内スペースが確保されています。
3人が乗り込んでも必要最低限の荷物スペースを確保することができるので、旅行などでも快適な状態で楽しむことができます。
例えばママ友家族と2家族(大人4名子供2名)で1泊2日の旅行に行くとなっても、1台で旅行を楽しむことができます。
また、3人での外出時にはベビーカーを積み込んでも十分なスペースを確保することができるので車内も快適に過ごすことができます。
2-2.家族で旅行や帰省を満喫したい
必然的に荷物の多くなる旅行や帰省では、ミニバンやSUVといった車がおすすめです。
ミニバンやSUVはファミリーでの使用を前提に作られていたり、アウトドアでの利便性を追求して作られているため旅行や帰省を目的に選ぶのであればファミリーカーとしてピッタリです。
ヴォクシーやノアであれば家族旅行時には3列目を大容量の荷室として利用したり、3列目を利用して大人数での旅行にも使うことができます。
普段使いの際には2列目を限界まで下げれば、広々とした足元スペースを確保することができます。
2-3.3世代旅行や子供の部活で大人数で使いたい
3世代旅行や子供の部活の送迎などを前提にファミリーカーを選ぶのであれば、ミニバンが最有力車種になるでしょう。
ミニバンであれば7名・8名乗りが基本なので大人数の大荷物であっても対応することができます。
また、スライドドアで後席の乗り込みもしやすくじぃじ・ばぁばの乗り降りも楽になるのも嬉しいポイント。
荷物の多くなる部活動で何人かを一緒に送るといった場合でもスペースの心配をする必要がありません。
子ども2人と両親、じぃじ・ばぁばの6人で3世代旅行を楽しみたいという場合、ミニバンであればスライドドアで後席の乗り降りも楽に行うことができます。
旅行の荷物を詰め込んだらスーツケースが3個分になってしまったといった場合でも、荷室を利用することで座席スペースをゆとりをもって座ることができるため長距離ドライブでも快適に過ごすことができるでしょう。
車種別にファミリーカーを選ぶ
3-1.軽自動車は意外と使い勝手が良い
ファミリーカーといえばどうしてもミニバンのイメージがありますが、最近は軽自動車をファミリーカーとして使う家庭も増えています。
軽自動車は小回りが利いて細い路地での運転もしやすいというメリットがありますし、最近では車内空間の広い軽自動車も多いので3人家族なら旅行などにも快適に使うことができます。
高さのある軽自動車の代表格ともいえるホンダのN-BOXであれば、2列目シートをスライドすることもできるので荷室にベビーカーを積み込むことも可能です。
どうしても荷物の多くなりがちな旅行でもミニバンに匹敵する荷室空間を確保することができるので、快適な車内空間で旅行を満喫することができるのです。
3-2.ミニバンは意外と節約にもなる
大人数での遠方への旅行となると飛行機代や新幹線代などが掛かって費用も掛かってしまいますよね。
そんなときにミニバンは節約術として活用することができます。
飛行機や新幹線であれば人数分の金額がかかってしまいますが、車での移動であれば高速代と燃料代のみで1台分の金額で抑えることができます。
そのため公共交通機関を使って移動するよりも費用を抑えて旅行を楽しむことができるのです。
例えば2家族(大人4名こども2名)で博多→大阪で旅行をする場合、新幹線移動であれば移動費だけで15万円程度かかることになります。
それがミニバン1台で旅行する場合は、高速料金と燃料代を合わせても4万円で収まってしまいます。
さらにETC割引などがあればもっと安く抑えることができます。
そのためミニバンは旅行時などの節約としても活用することができるのです。
3-3.SUVはアウトドア仕様でスタイリッシュ
キャンプやスノボなどアウトドアによく出かけるのであればSUVは選択肢の一つです。
SUV車種はミニバンやワゴンと比べてよりスタイリッシュなフォルムでシートなども防水仕様になっていたりと、キャンプやスノボなどのついつい車内を汚してしまいがちなシチュエーションでも気兼ねなく使うことができます。
キャンプ場の水場で子供たちが思いっきりはしゃいだ後に濡れた体で車に乗り込んでも、防水仕様であればさっとひと拭きすればすぐにきれいな状態に元通り。
車内を汚してしまいがちなキャンプやスノボでも快適に楽しむことができるのです。
予算別にファミリーカーを選ぶ
4-1.150万円以内でも新車に乗れる
150万円以内の予算でも車種を選べば新車に乗ることができます。
軽自動車やコンパクトカーなど限定はされますが、車種やグレードを選べば150万円以内でも新車を購入することができます。
トヨタのコンパクトカーのヴィッツであれば1,181,520円~購入することができますし、同じく日産のコンパクトカーのマーチであれば1,151,280円~購入することができます。
また、使い勝手の良いスライドドアを備えた軽自動車のスペーシアであれば1,274,400円~購入することができます。
新車でも車種やグレードを選べば150万円以内でも選ぶことができるのです。
4-2.200万円以内ならミニバンも選択肢になる
200万円以内の予算であれば新車でもミニバンに手が届きます。
軽自動車やコンパクトカーはもちろんのこと、200万円の予算であればコンパクトミニバンにも選択肢が広がってきます。
コンパクトカーの中でもハイブリッド車種のアクアは1,785,240円~購入することができますし、コンパクトタイプのミニバンのシエンタも1,776,600円~購入することができます。
軽自動車だけでなくコンパクトカーの中でも低燃費が売りのハイブリッド車種やミニバンの中でもコンパクトタイプであれば200万円以内で購入することができるのです。
4-3.300万円以内なら大半の車が選択肢になる
300万円以内の予算であれば軽自動車からミニバンまで大半の車を選ぶことができます。
ミニバンの中でもアルファードやエルグランド、ハイブリッド車種などは予算をオーバーしてしまいますが、ヴォクシーのガソリン車やコンパクトミニバンのフリードであればハイブリッド車種も選択することができます。
大きなミニバンをファミリーカーとして選びたいのであればヴォクシーのガソリン車が2,509,920円~購入することができますし、燃費の良いハイブリッド車種であればコンパクトミニバンのフリードも2,256,000円~購入することができます。
300万円の予算があれば選択肢も大きく広がり、大きなミニバンからハイブリッド車種まですそ野を広げることができるのです。
4-4.300万円以上なら使い勝手で選べる
300万円以上の予算であれば自分たちの使い勝手を優先してファミリーカーを選ぶことができます。
とにかく燃費の良い車を選びたいというのであればミニバンの中でもハイブリッド車種を選択することができますし、とりあえず車内空間を広々と確保したいというのであればミニバンの中でも特に大きなアルファードやヴェルファイアといった車種を選ぶことができます。
燃費で選ぶのであれば外観は同じ車であっても例えばトヨタのヴォクシーであれば、ガソリン車とハイブリッド車だと燃費は10km/Lほどの差があります。
また広さで選ぶのであれば同じミニバンでもシエンタとアルファードであれば定員も違いますし、車内空間の広さにも大きな差があります。
そのため予算に余裕があるのであれば、使い勝手を優先して選ぶといいでしょう。