レクサス LSってどんな車?
レクサスの「LS」は、1989年のレクサスブランド創設と同時に誕生した最高峰フラッグシップセダンです。日本国内では3代目まで「トヨタ セルシオ」として販売され、4代目からレクサスLSとして展開。現行の5代目は2017年にフルモデルチェンジし、2025年9月には最新の一部改良が実施されました。
パワートレインは3.5L V6ツインターボ「LS500」(416PS)と、3.5L V6+マルチステージハイブリッド「LS500h」(システム出力354PS)の2種類。駆動方式はFR(後輪駆動)とAWDが選べます。LS500hには高度運転支援技術「Advanced Drive」搭載グレードも設定されています。
ボディサイズは全長5,235mm×全幅1,900mm×全高1,450mm、ホイールベース3,125mm。グレードは「I package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」の4系統で、価格は約1,111万円〜約1,773万円。レクサスブランドの象徴にふさわしい、国産セダンの最高峰です。
ファミリーカーとしての魅力
①国産車最高峰の後席空間、EXECUTIVEグレードは「走るファーストクラス」
レクサスLSの後席は、ホイールベース3,125mmが生み出す圧倒的な足元スペースと、レクサスの匠の技が結集した最上級のおもてなし空間です。EXECUTIVEグレードではリクライニング角度の大きい後席シートに加え、オットマン、シートヒーター&ベンチレーション、マークレビンソン リファレンス3Dサラウンドサウンドシステムが装備され、まさに「走るファーストクラス」です。
2025年9月の改良では全車にフロント・リヤシートヒーターが標準装備となり、どのグレードを選んでも冬場の快適性が確保されました。お子さまを後席に乗せての長距離移動でも、この上質な空間なら車内でぐっすり眠れます。
②圧倒的な静粛性と乗り心地、「移動」が「体験」に変わる
レクサスLSの静粛性は国産車の頂点に位置します。徹底した防音・遮音設計、高剛性ボディ、アクティブノイズコントロールなどにより、高速道路でも驚くほど静かな車内環境を実現。LS500hのハイブリッドモードでは、低速域でのモーター走行時にほぼ無音の移動が可能です。
乗り心地もフラッグシップの名にふさわしい上質さで、路面の凹凸を見事に吸収しながら安定した走りを提供。ESをさらに上回る「移動が体験に変わる」というレベルの快適性は、赤ちゃんの睡眠を妨げない静かな移動、家族全員がリラックスできるロングドライブなど、ファミリーの日常にも大きな恩恵をもたらします。
③Advanced Drive搭載で高速道路のハンズオフ運転支援、帰省の疲労を激減
LS500hの「version L Advanced Drive」「EXECUTIVE Advanced Drive」グレードには、レクサスの高度運転支援技術「Advanced Drive」が搭載されています。高速道路走行時に車線維持・車間維持・車線変更・分岐・追い越しなどの操作を支援し、条件が揃えばハンドルから手を離した状態での走行も可能です。
帰省ラッシュや連休の高速渋滞でもドライバーの疲労を大幅に軽減してくれるこの技術は、家族の安全を守る上でも大きな価値。「長距離を安全に走り切って、家族を目的地に届ける」というパパの使命を、最先端のテクノロジーがサポートしてくれます。
④Lexus Safety System+ A全車標準、最先端の安全装備
全グレードに「Lexus Safety System+ A」が標準装備され、交差点右左折時の対向車・横断歩行者の検知、プロアクティブドライビングアシスト、ブレードスキャン式アダプティブハイビームなど、レクサス最先端の安全技術が惜しみなく投入されています。ドライバーの異常検知時には自動停車支援も備えており、万が一の体調急変時にも家族を守る設計です。
⑤レクサスブランドの頂点、所有する喜びと最高のアフターサービス
レクサスLSのオーナーは、レクサスの中でも最上位の顧客としてVIPレベルのおもてなしを受けられます。専用ラウンジ、手厚い代車サービス、レクサスオーナーズイベントへの招待など、「車を所有する喜び」がフラッグシップならではのスケールで提供されます。
日本の伝統工芸にインスパイアされた内装(切子ガラス調のドアトリム、西陣織・箔押しのオーナメントパネルなど)は、世界のどの高級車にもない独自の美意識。「最高のものを家族と共有したい」という想いを満たしてくれる、唯一無二の選択肢です。
グレードをどう選ぶ?
レクサスLSは「I package」「F SPORT」「version L」「EXECUTIVE」の4グレード、それぞれにLS500とLS500hが設定されています。
LS500h I packageは、ハイブリッドのエントリーグレード。LSの基本的な上質さと安全装備を備えた最も手頃な選択肢です。
LS500h version Lは、セミアニリン本革シート、後席パワーリクライニング、マークレビンソンサウンドなど快適装備が充実。ファミリーカーとしての後席満足度が高い推奨グレードです。Advanced Drive搭載モデルも選べます。
LS500h EXECUTIVEは、オットマン付き後席、最上級のおもてなし装備を完備したフラッグシップ。後席のVIP的快適性は文句なしの最高峰です。
LS500h F SPORTは、専用サスペンション・20インチホイールなどスポーティな装備を追加したグレード。走りの楽しさを求めるパパ向けです。
ファミリーカーとしてのおすすめは、快適装備の充実度と価格のバランスに優れたLS500h version Lです。
チャイルドシートとの相性は?
レクサスLSの後席にはISOFIXアンカーが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの取り付けが可能です。
ホイールベース3,125mmが生み出す後席の足元スペースは圧倒的で、チャイルドシートを設置しても前席との距離に驚くほどのゆとりがあります。チャイルドシート2台の横並び設置も、全幅1,900mmのワイドボディなら余裕です。後席の頭上スペースにもゆとりがあり、大きめのチャイルドシートでも窮屈さを感じにくい設計です。
セダンの全高1,450mmは低めですが、ESやISと同様にかがむ動作が必要。ただし、ドア開口部はフラッグシップセダンらしく広く、EXECUTIVEグレードにはドアを開けるとシートベルトバックルが自動的に上昇する「イージーアクセスバックル」が装備されるなど、乗降をスムーズにする工夫が施されています。
気になるデメリットは?
正直にお伝えすると、ファミリーカーとしてはいくつかの現実的な課題があります。
まず価格が1,000万円超である点です。最も手頃なLS500 I packageでも約1,071万円、LS500h version Lでは約1,541万円と、一般的なファミリーカーの予算を大幅に超えます。同じ予算でアルファードの最上位グレードを購入してもお釣りがくる価格帯です。
次に全長5,235mm・全幅1,900mmの巨大なボディは、都市部の日常使いでは取り回しに相当な気を使います。狭い住宅街やスーパーの駐車場では切り返しが頻発し、保育園の送り迎えにこのサイズのセダンを使うのは現実的とは言い切れません。
またセダンゆえのトランクの制限があります。大型ベビーカーや大量の荷物の積載では、SUVやミニバンの荷室の自由度に大きく劣ります。
さらに乗車定員5名・3列シートなしで、祖父母を含めた6人以上の移動には対応できません。
加えて燃費はフラッグシップ相応です。LS500hでWLTCモード12.6〜13.6km/L、LS500で9.5〜10.2km/Lと、ハイブリッドSUVのような燃費は期待できません。
レクサスESとの違いは?ファミリー目線で比較
同じレクサスのセダンで、ESとLSはファミリーカーとしてどう違うのか整理します。
ESは全長4,975mm・FF(前輪駆動)のアッパーミドルセダンで、価格は602万円〜。日常使いのしやすさと良好な燃費(22.3km/L)が魅力で、「プレミアムセダンの快適性を合理的な価格で」というファミリー層に向いています。
LSは全長5,235mm・FR/AWDのフラッグシップセダンで、価格は1,111万円〜。後席の広さ・快適装備・静粛性・安全技術のすべてにおいてESを上回りますが、価格は約2倍。「最高のものを家族に」という妥協のない選択です。
まとめると、コスパと日常使いの両立ならES、最高の快適性と所有する喜びを追求するならLSという選び分けです。
こんなご家庭におすすめ!
- 「家族の移動空間に最高の品質を」という妥協のない哲学を持つパパ・ママ
- 長距離の帰省・旅行が多く、Advanced Driveの高度運転支援で疲労を減らしたいご家庭
- お子さまが1〜2人で、日常の荷物は限定的。「広さ」より「快適さの質」を求める方
- レクサスフラッグシップのオーナー体験と最上級のおもてなしに価値を感じるご家庭
- セカンドカーとしてミニバンやSUVがあり、LSは「特別な外出用」として使い分けたい方
ファミリーカーとしての総評
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| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 室内の広さ・使い勝手 | ★★★★☆ | WB3,125mmの圧倒的な後席空間。EXECUTIVE のオットマンは最高峰。トランクはSUVに劣る |
| 安全性能 | ★★★★★ | Lexus Safety System+ A全車標準。Advanced Drive搭載グレードは高速ハンズオフ対応 |
| 乗り降りのしやすさ | ★★★☆☆ | セダンの低い車高はチャイルドシートにかがむ負担。イージーアクセスバックルは便利 |
| 運転のしやすさ | ★★★☆☆ | 静粛性と乗り心地は最高峰だが、全長5.2m超のボディは都市部で大きすぎる |
| 維持費・コスパ | ★★☆☆☆ | 1,071万円〜は別格の価格帯。燃費もフラッグシップ相応。ただし所有体験の価値は唯一無二 |
総合評価
★★★★★
3.5 / 5.0点
レクサスLSは、正直にいって「コスパの良いファミリーカー」ではありません。1,000万円を超える価格、全長5.2mの巨大なボディ、セダンゆえのトランクの制限など、日常的なファミリーユースには明確なオーバースペックです。
しかし、LSには「国産車の最高峰」として磨き抜かれた静粛性・乗り心地・安全技術・おもてなしの空間があります。後席に座る家族が「いつも快適で、安心で、特別な気持ちになれる」という移動体験は、LSだからこそ提供できる唯一無二の価値です。
「子どもたちに最高の移動体験を」「家族と過ごすすべての時間を特別なものにしたい」そんな想いを持つパパ・ママにとって、レクサスLSは「究極のファミリーカー」と呼ぶにふさわしい一台。セカンドカーにミニバンやSUVを持ちつつ、特別な外出にはLSで——そんな贅沢なカーライフを叶えてくれる、レクサスの最高傑作です。
*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はレクサス公式サイトまたは販売店でご確認ください。

