スバル フォレスターってどんな車?
スバルの「フォレスター(FORESTER)」は、1997年の初代デビュー以来「どこにでも行ける、どこでも使える」という基本価値を継承してきた、スバルのグローバル販売を支える中核SUVです。2025年4月17日に第6世代へフルモデルチェンジし、「Ready for Adventure ~いつでも冒険に出られる、頼れるGEAR~」をコンセプトにデザイン・性能・安全性・実用性をすべて大幅に進化させました。
発売直後から高い評価を受け、2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞(スバル公式ニュースリリース2025年12月4日)。さらにJNCAP自動車安全性能2025ファイブスター賞も受賞しています(スバル公式ニュースリリース2026年2月18日)。
安全面の最大トピックは、世界初となる「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」の採用です。Aピラー後方まで広がるエアバッグが、歩行者のみならず自転車に乗る人も衝突時に保護するという、子どもたちの外遊びや通学路での安全への配慮を感じさせる革新的な装備です。
グレードは1.8L直噴ターボの「SPORT・SPORT EX」と、2.5Lストロングハイブリッドの「X-BREAK S:HEV・X-BREAK S:HEV EX・Premium S:HEV・Premium S:HEV EX」の6グレード(全車シンメトリカルAWD)。スバル公式サイトの価格はSPORTが約405万円から、Premium S:HEV EXが約460万円となっています。ボディサイズは全長4,640mm×全幅1,830mm×全高1,720〜1,730mm、ホイールベース2,670mm、5人乗り、最低地上高220mmです。
ファミリーカーとしての魅力
①世界初「サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ」・新世代アイサイト・JNCAP2025ファイブスター賞、子どもを含む周囲全員を守る最高水準の安全性能
第6世代フォレスターの安全性能は、スバルがこれまでの車で実現してきた水準をさらに超えています。世界初のサイクリスト対応歩行者保護エアバッグはAピラー後方まで展開し、万が一の衝突時に歩行者はもちろん自転車に乗る人まで守ります。日常の送り迎えで出会う通学中の子どもたちやサイクリストへの配慮は、ファミリーカーとして「もしも」の時に大切な人を守る本気の姿勢の表れです。
新世代アイサイトはステレオカメラ+広角単眼カメラ+前側方レーダーを組み合わせ、プリクラッシュブレーキが対応できるシチュエーションをさらに拡大しています。EXグレードにはアイサイトX(高度運転支援システム)がフォレスターとして初採用され、渋滞時のハンズオフ走行・アクティブレーンチェンジアシスト・ドライバー異常検知機能などが追加されています。
②最低地上高220mm×全車シンメトリカルAWD、クロストレックを超える走破性でどんな悪路も家族を連れて行ける
フォレスターの際立つファミリー向け強みのひとつが、最低地上高220mmというミドルSUVとして本格的な数値です。クロストレック(200mm)よりさらに20mm高く、林道・砂利道・雪道・キャンプ場の不整路でも車体下部への干渉リスクが低い安心感があります。
全車シンメトリカルAWDを標準装備し、2WD設定は一切ありません。スバルの象徴であるシンメトリカルAWDが提供する四輪グリップの安定感は、雨天の高速道路・冬の山道・未舗装路での積雪でもファミリーを守ります。「子どもとスキーに行きたい」「山のキャンプ場まで林道を走らなければならない」というシーンで、フォレスターは「行けない」とは言いません。
③S:HEVストロングハイブリッドでX-BREAK 18.8km/L・Premium 18.4km/L、家族の長距離旅行の給油コストを抑えながらEVモードの静粛性も享受
2025年の第6世代フォレスターで初搭載された2.5Lストロングハイブリッド(S:HEV)は、シリーズ・パラレル方式でエンジンとモーターを効率よく使い分けます。WLTCモード燃費はX-BREAK S:HEVで18.8km/L、Premium S:HEVで18.4km/Lと、ミドルSUVとして高い水準です。従来の旧型フォレスターから燃費が大きく向上しており、家族での遠距離帰省・旅行での給油回数と費用が現実的に削減できます。
EV走行モードを多用する低速・市街地走行での静粛性も高く、後席に乗る子どもが快適に過ごせる車内環境に貢献します。Premium S:HEVのみオプションで選択できるAC100V・1500W電源コンセントは、アウトドアでの家電使用・車内での充電など、ファミリーキャンプの「電源問題」を一気に解決する魅力的な装備です。
④荷室512L(SPORT)・485L(S:HEV系)・キックセンサー式ハンズフリーパワーリアゲート全車標準、家族のあらゆる荷物を受け止める本格的な積載力
フォレスターの荷室容量はSPORT系で512L(VDA法)、S:HEV系で485Lという、ミドルSUVとして余裕のある積載力です。6:4分割可倒式リアシートにより荷室を自由に拡張でき、大型ベビーカー・スキー板・大量のキャンプ道具・旅行スーツケースなどファミリーの「必要な荷物全部積みたい」に応えます。
全グレード標準のキックセンサー式ハンズフリーパワーリアゲートは、リアバンパー下に足を入れて引くだけでリアゲートが自動開閉する機能で、両手に荷物を持ったまま・抱っこしたままでも荷室にアクセスできます。荷室両サイドのカーゴサイドフック&ユーティリティナットにより純正アクセサリーの取り付けや荷物の固定も容易で、アウトドア使用での実用性がさらに高まっています。
X-BREAKには撥水カーゴフロアボード(ラゲッジスムーザー機能付)が標準装備されており、アウトドア後の泥や水濡れも気にせず荷物を積み込めます。
⑤11.6インチCID・ナビ・ETC2.0・12.3インチ液晶メーター全車標準・ハーマンカードンサウンド、最初から揃った充実装備でオプション選びに迷わない
新型フォレスターは11.6インチセンターインフォメーションディスプレイ&ナビゲーション機能・ETC2.0車載器キット・12.3インチフル液晶メーターがすべて全グレード標準装備です。かつてのフォレスターではオプション扱いだったナビや大型ディスプレイが最初から揃っており、「オプション費用が積み上がってしまう」という悩みがありません。
S:HEV EX・Premium S:HEV・Premium S:HEV EXにはハーマンカードンサウンドシステム(専用チューニング・200mmサブウーファー搭載)が標準装備され、ロングドライブ中の車内音楽体験が格別です。Apple CarPlay / Android Autoにも対応し、スマートフォンとのシームレスな連携が可能です。
グレードをどう選ぶ?
新型フォレスターは3つのキャラクターで6グレードを構成しています。
SPORT・SPORT EX(1.8L直噴ターボ・全車AWD)はウルトラスエード/合成皮革シートを採用したスポーティなターボモデルです。WLTCモード燃費13.6km/L。アウトドアより都会的なスポーティさを重視するご家庭・ターボの伸びやかな加速を楽しみたいご家庭向けです。EXグレードでアイサイトXが追加されます。
X-BREAK S:HEV・X-BREAK S:HEV EX(2.5L ストロングHV・全車AWD)は撥水シート・撥水カーゴフロアボード標準のアウトドア寄りハイブリッドモデルです。WLTCモード燃費18.8km/L。キャンプ・アウトドア・悪路走行が多いアクティブなご家庭向けです。EXグレードでアイサイトXが追加されます。
Premium S:HEV・Premium S:HEV EX(2.5L ストロングHV・全車AWD)は本革シート(オプション)・AC100V電源コンセント(オプション)が選択可能な最上質モデルです。WLTCモード燃費18.4km/L。「アウトドアも上質に楽しみたい」「本革シートや電源コンセントにこだわりたい」ご家庭向けです。EXグレードでアイサイトXが追加されます。
チャイルドシートとの相性は?
フォレスターの後席にはISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの正しい固定が可能です。
全高1,720〜1,730mmのミドルSUVボディは後席への乗り込みが自然な高さで、チャイルドシートへの乗せ降ろしもSUVらしく楽な姿勢で行えます。ホイールベース2,670mmが生み出す後席の足元空間は十分で、チャイルドシート設置後も前席位置に大きな制約がありません。最低地上高220mmのため乗降ステップはやや高めですが、ドア開口部が広く乗り降りのしにくさはほとんどありません。
全高1,720〜1,730mmは多くの立体駐車場の制限(全高1,550mm)を超えるため、ご利用の駐車場の制限高を事前にご確認ください。
気になるデメリットは?
第6世代フォレスターは非常に高い完成度を持ちますが、正直にお伝えする点があります。
価格帯が高めです。エントリーのSPORTでも約405万円から始まり、ファミリーが最も使いやすいS:HEVモデルになると約420〜460万円台となります。コンパクトSUV(クロストレックなど)と比べて100万円以上高い予算が必要となる場合があり、購入前の資金計画が重要です。
また全高1,720〜1,730mmと全幅1,830mmはともに3ナンバーサイズの大きめボディで、狭い路地・機械式立体駐車場・コインパーキングの一部では駐車制限に引っかかる場合があります。都市部での日常使いでは取り回しの大きさに慣れが必要な場合があります。
SPORT系の燃費13.6km/LはS:HEV系と比べて大幅に劣ります。年間走行距離が多いご家庭・高速道路での長距離移動が多いご家庭では、燃料費コストの観点からS:HEVグレードを選択する価値が高くなります。
RAV4との違いは?ファミリー目線で比較
第6世代フォレスターと同クラスで比較されることの多いライバルがトヨタ RAV4です。
RAV4はTNGA-Kプラットフォームによる豊富なパワートレイン展開(ガソリン・HV・PHEV)・存在感のあるワイルドな外観・荷室580Lの大容量(フォレスターより広い)・豊富なボディカラーバリエーションが強みです。RAV4 PHEVはEV走行による高い燃費性能も持ちます。
フォレスターは世界初サイクリスト対応歩行者保護エアバッグの革新的安全性・シンメトリカルAWD全車標準の走行安定性・最低地上高220mmの本格走破性・アイサイトX搭載の高度運転支援・2025-2026日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞の総合評価が際立ちます。視界の確保と開放的なキャビン設計も、疲れにくい運転環境として評価されています。
こんなご家庭におすすめ!
- 世界初サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ・新世代アイサイトの最高水準安全性で、大切な家族を日本最高レベルで守りたいご家庭
- 最低地上高220mm×シンメトリカルAWD全車標準で、スキー・キャンプ・山岳路など本格的な悪路走行も家族と一緒に楽しみたいご家庭
- ストロングハイブリッドS:HEVで燃費と走りの両立・AC100V電源コンセントでアウトドアでの電源確保もしたいご家庭
- 荷室512L(SPORT)の大容量積載力と全グレード標準の充実装備(ナビ・ETC・12.3インチメーター)で、買ってすぐに使えるミドルSUVを求めるご家庭
ファミリーカーとしての総評
※表は横にスクロールできます ↔️
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 室内の広さ・使い勝手 | ★★★★☆ | 荷室512L(SPORT)・485L(S:HEV)は広い。ただしミニバン・スーパーハイトワゴンの室内高・3列シートには及ばない |
| 安全性能 | ★★★★★ | 世界初サイクリスト対応歩行者保護エアバッグ・新世代アイサイト・JNCAP2025ファイブスター賞・日本COTY受賞 |
| 乗り降りのしやすさ | ★★★☆☆ | スライドドアなし・最低地上高220mmで乗降ステップが高め。雨天や狭い駐車場でのチャイルドシート乗せ降ろしは手間がかかる |
| 運転のしやすさ | ★★★★☆ | シンメトリカルAWD全車標準・最低地上高220mmの走破性は本物。全幅1,830mmの取り回しに慣れが必要 |
| 維持費・コスパ | ★★★☆☆ | 約405万円〜は子育て世代にはハードルが高い。S:HEVの燃費は良好だが車両価格の高さが維持費全体を押し上げる |
総合評価
★★★★★
4.2 / 5.0点
スバル フォレスター第6世代は、安全性能・走破性・積載力においてファミリー向けSUVとして本物の実力を持ちます。一方でスライドドアがないため毎日の子どもの乗せ降ろしではミニバンや軽スーパーハイトワゴンの便利さに劣り、約405万円〜という価格帯は家族の予算選択として慎重に検討が必要です。「安全性・走破性・積載力にとことんこだわりたい」「週末のアウトドアが家族の楽しみ」というご家庭には揺るぎない一台ですが、「日常の乗せ降ろし最優先」なら他の選択肢も十分検討の余地があります。
「大切な家族と、どこへでも行ける、何でも積める、どんな道でも安全に」。スバル フォレスターは、そのすべての約束を2025年の最高峰技術で実現してくれる、ファミリーの頼れるパートナーです。
*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はスバル公式サイトまたは販売店でご確認ください。

