三菱デリカミニのファミリーカーレビュー!発売初日1万台突破の第2世代を子育て世代目線で徹底解説

三菱 デリカミニ
目次

三菱 デリカミニってどんな車?

三菱自動車の「デリカミニ」は、三菱の伝統的アウトドアブランド「デリカ」の世界観を軽自動車サイズに凝縮した、軽スーパーハイトワゴンSUVです。2023年5月に初代が登場し、2023-2024日本カー・オブ・ザ・イヤー「デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞して人気を博しました。そして2025年10月29日に第2世代へフルモデルチェンジし、三菱公式ニュースリリースのとおり「ドライバーを冒険に誘う”進化したアクティブで頼れる相棒”」というコンセプトのもと全方位で進化を遂げました。

発売初日に計画台数(4,000台/月)の2.5倍にあたる1万台を突破するほどの大きな反響を得ており、2026年次RJCカーオブザイヤーもeKスペースとともに受賞しています。購入者の約7割がDELIMARUパッケージを選択するという高装備志向も特徴的です。

グレードはG・T・G Premium・T Premium・G Premium DELIMARUパッケージ・T Premium DELIMARUパッケージの6グレードで、各2WD/4WDが選択可能です。三菱公式サイトの価格はG(2WD)が約196万円から、T Premium DELIMARUパッケージ(4WD)が約291万円となっています。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,785mm(4WD:1,815mm)、ホイールベース2,495mm、4人乗りです。

ファミリーカーとしての魅力

①軽自動車初の5モードドライブ(POWER/NORMAL/ECO/GRAVEL/SNOW)×4WD×ヒルディセントコントロール、軽自動車でも本格的なアウトドア・悪路・雪道に連れ出せる

デリカミニ最大の個性は、「デリカ」シリーズの走破性DNA を軽自動車に注ぎ込んでいることです。新型では軽自動車初となる5モードドライブモードセレクター(POWER・NORMAL・ECO・GRAVEL・SNOW)を搭載しており、路面状況に応じてエンジンレスポンスとASC(アクティブスタビリティコントロール)の制御を専用チューニングします。モード切り替え時にはデリカミニらしい遊び心のある専用グラフィックがディスプレイに表示される演出も魅力です。

4WD車にはヒルディセントコントロール(急勾配の下り坂でブレーキ制御により安定した低速走行を維持する機能)も搭載されており、山道・未舗装路での家族アウトドアで頼もしいサポートを発揮します。週末のキャンプ場・スキー場・林道・悪天候の雪道など、軽自動車でありながら「本格的に悪路を走れる」という安心感がデリカミニならではの強みです。

②両側電動スライドドア(G Premium以上)×Prosmooth®ショックアブソーバー初採用、スライドドアの乗降便利性と上質な乗り心地を両立

G・Tグレードは助手席側電動スライドドア、G Premium以上は両側電動スライドドアが標準装備されており、スーパーハイトワゴンとしての後席アクセスの便利さが日常の送り迎えで実感できます。G Premium以上ではさらにハンズフリーオートスライドドア(キーを携帯して近づくだけで自動開閉)も標準装備されており、子どもを抱っこしたまま・荷物を持ったままでも後席ドアを開けられます。

乗り心地については、新型からProsmooth®ショックアブソーバー(カヤバ製)を初採用しており、一般道から高速道路・未舗装路まであらゆる路面で上質な乗り心地を実現しています。4WD車には専用チューニングに加え高剛性スタビライザー・ベアリング・ブッシュ改良も施されており、家族全員の快適な移動を支えます。

③DELIMARUパッケージのGoogle搭載12.3インチHDディスプレイ・3Dマルチアラウンドモニター・前後ドラレコ・ETC2.0、三菱初の充実したコネクトカー装備

新型デリカミニ最大のトピックのひとつが、三菱自動車として初となるGoogle搭載インフォテイメントシステム(12.3インチHDディスプレイ)のG Premium DELIMARU・T Premium DELIMARUパッケージへの標準装備です。Google マップ・Google Playアプリ・Google アシスタントなどが車内で使えるほか、3Dマルチアラウンドモニター(移動物検知機能付)・デジタルルームミラー・前後ドライブレコーダー・ビルトインETC2.0もセットで標準装備されています。

購入者の約7割がDELIMARUパッケージを選択するという事実が、これらの装備の実用的な価値の高さを示しています。「必要なオプションがほぼ揃った状態で納車される」手軽さも子育て世代には魅力で、購入後にオプション選びに悩む手間が省けます。

④タフなデリカフェイス×アクティブなボディカラー、「軽自動車に見えないSUVスタイル」が毎日の送り迎えも非日常感で楽しくする

デリカミニのエクステリアはデリカD:5を彷彿とさせる力強いダイナミックシールドフロントデザインで、軽自動車とは思えない存在感を放ちます。2代目ではよりスクエアでタフさが増したデザインにリニューアルされ、個性的なアクティブトーンスタイルやワイルドアドベンチャースタイルなどの特徴的な装備・カラーパッケージも用意されています。

「軽自動車でも見た目にこだわりたい」「毎日の送り迎えに乗る車を自分らしくしたい」という子育て世代にとって、デリカミニのSUVテイストの外観は保育園・幼稚園の駐車場でも存在感を発揮します。公式キャラクター「デリ丸。」を含むブランドの世界観もユニークで、愛着を持って長く乗り続けられる車です。

⑤e-Assist全車標準・G Premium以上でMI-PILOTとBSW/LCA標準、安全装備と運転支援が充実したファミリーカー

全グレードに三菱e-Assistが標準装備されており、衝突被害軽減ブレーキ(歩行者・自転車運転者検知付き)・踏み間違い衝突防止アシスト・車線逸脱警報システム&防止支援機能・オートマチックハイビーム等が含まれます。

G Premium以上のグレードにはMI-PILOT(高速道路同一車線運転支援:ACC+LKA)・電動パーキングブレーキ・ブレーキオートホールド・後側方車両検知警報システム(BSW/LCA)が標準装備されており、家族での長距離帰省・旅行の高速道路での運転負荷を軽減します。子どもを乗せてのロングドライブでドライバーの疲労を減らす安全装備が、上位グレードから整って揃っています。

グレードをどう選ぶ?

デリカミニは用途・予算に応じて6グレードから選べます。

G(NAエンジン・2WD/4WD)はe-Assist標準・助手席側電動スライドドア・デリカミニの個性的なデザインが楽しめるエントリーグレードです。

T(ターボエンジン・2WD/4WD)はGの装備にターボの力強い走りが加わります。高速道路・坂道での余裕を求めるご家庭向けです。

G Premium・T Premium(NAまたはターボ・2WD/4WD)は両側電動スライドドア・ハンズフリーオートスライドドア・MI-PILOT・電動パーキングブレーキ・BSW/LCAが標準装備されます。毎日の乗降便利性と高速道路運転支援を両立させたい方向けの主力グレードです。

G Premium DELIMARU・T Premium DELIMARUパッケージ(NAまたはターボ・2WD/4WD)はPremiumの装備にGoogle搭載12.3インチHDナビ・3Dマルチアラウンドモニター・デジタルルームミラー・前後ドラレコ・ETC2.0がすべてセットになった「全部入り」グレードです。購入者の約7割が選択するバランスのよい装備構成で、「これ一台で必要なものが全部揃う」ご家庭向けです。

チャイルドシートとの相性は?

デリカミニの後席にはISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの正しい固定が可能です。

スーパーハイトワゴンのスライドドアにより後席へのアクセスが広く確保されており、チャイルドシートへの乗せ降ろしも比較的楽な姿勢で行えます。全高1,785mmの高い天井により後席の頭上空間に余裕があり、チャイルドシート設置後も圧迫感がありません。G Premium以上のハンズフリーオートスライドドアは、子どもを抱っこした状態での後席アクセスで特に便利さを発揮します。

全高1,785mm(4WD:1,815mm)は立体駐車場の全高制限(1,550mm)を超えるため、ご利用の駐車場の制限高を事前にご確認ください。

気になるデメリットは?

デリカミニをファミリーカーとして正直にお伝えする点があります。

価格帯が軽自動車としてやや高めです。エントリーのG(2WD)で約196万円から、充実したDELIMARUパッケージの4WD車になると約291万円にまで達します。「普通車並みの価格の軽自動車」という見方もあり、家計の予算計画を慎重に立てる必要があります。

また4人乗りのスーパーハイトワゴン規格の制約として、家族全員での長距離旅行で大型荷物を多数積む場合は積載量に限界があります。

さらに旧型(初代)比でマイルドハイブリッド機構が廃止されています。エンジン・CVTの改良で燃費を維持していますが、マイルドHVのモーターアシストによる滑らかな加速感は新型では体感できない点を知っておく必要があります。

SUVテイストの個性的な外観は魅力ですが、シンプルなデザインを好む方には少々主張が強い印象を与えることもあります。

eKスペースとの違いは?ファミリー目線で比較

デリカミニとeKスペースは同じ三菱のスーパーハイトワゴンですが、コンセプトと装備が大きく異なります。

デリカミニは「アクティブで頼れる相棒」コンセプトで、5モードドライブセレクター・4WD強化・ヒルディセントコントロール・タフな外観・豊富なグレード展開(6グレード)が特徴です。アウトドア・キャンプ・雪道走行を重視する家族向けです。

eKスペースは「日常に安らぎが寄り添うクルマ」コンセプトで、軽自動車初の接近時アンロック・シンプルな2グレード構成・スタイリッシュなデザインが特徴です。日常の近距離移動・送り迎えを主体とする家族向けです。

「週末のアウトドア・悪路・雪道も走りたい」ならデリカミニ、「日常の移動に使いやすく維持費も抑えたい」ならeKスペースという選び方が目安になります。

こんなご家庭におすすめ!

  • 週末のキャンプ・スキー・登山・未舗装路など本格的なアウトドアを家族で楽しみたいご家庭。
  • 5モードドライブ×4WD×ヒルディセントコントロールで雪道・悪路でも安心して走れる軽自動車を求めるご家庭。
  • DELIMARUパッケージのGoogle搭載12.3インチナビ・3Dモニター・ドラレコ・ETC2.0が全部揃った状態で納車してほしいご家庭。
  • デリカブランドの力強くタフな外観デザインが好みで、「軽自動車らしくない個性的な1台」を求めるご家庭。
  • G Premium以上のMI-PILOT・両側電動スライドドア・ハンズフリーオートスライドドアで、安全と便利さを両立させたいご家庭。

ファミリーカーとしての総評

※表は横にスクロールできます ↔️

評価項目 評価 コメント
室内の広さ・使い勝手 ★★★★☆ 全高1,785mmのスーパーハイトワゴンとして室内空間は十分。4人乗りの制約はあるが荷室の実用性は高い。
安全性能 ★★★★☆ e-Assist全車標準。G Premium以上でMI-PILOT・BSW/LCA。DELIMARU PackageでGoogle連携の先進装備が充実。2026年次RJCカーオブザイヤー受賞。
乗り降りのしやすさ ★★★★☆ G Premium以上の両側電動スライドドア・ハンズフリーオートスライドドアで毎日の乗せ降ろしが便利。Prosmooth®による乗り心地も良好。
運転のしやすさ ★★★★★ 軽自動車初の5モードドライブ×4WD×ヒルディセントコントロールで悪路・雪道対応力が抜群。MI-PILOTで高速道路の運転負荷も軽減できる。
維持費・コスパ ★★★☆☆ G(2WD)約196万円〜と軽自動車としてはやや高め。DELIMARU Packageは約265万円〜。装備内容の充実度は高いが、予算計画は慎重に。

総合評価

★★★★★

★★★★★

4.2 / 5.0点

三菱 デリカミニ第2世代は、「軽自動車初の5モードドライブ×4WD×ヒルディセントコントロールの本格走破性」「Google搭載12.3インチHDナビ・3Dモニター・ドラレコ・ETC2.0が揃うDELIMARUパッケージの先進性」「計画比2.5倍の発売初日1万台突破・2026年次RJCカーオブザイヤー受賞の市場評価」という3つの際立つ強みを持つ、三菱らしいアウトドアDNAを持った唯一無二の軽スーパーハイトワゴンです。価格は軽自動車としてやや高めですが、デリカブランドのアクティブな世界観と充実した装備に納得できるご家庭には、日常も週末も満足させてくれる頼れる一台です。


*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細は三菱公式サイトまたは販売店でご確認ください。

目次