スズキ ワゴンR スマイルってどんな車?
スズキの「ワゴンR スマイル」は、2021年9月にワゴンRファミリーの派生モデルとして誕生した、レトロかわいいデザインを纏った軽ハイトワゴンです。ワゴンRシリーズ初の両側スライドドアを採用したファミリー向けモデルとして、軽ハイトワゴンクラスでも独自のポジションを確立しています。「smile(スマイル)」の車名のとおり、優しく微笑んでいるような表情をしたフロントマスクと丸みを帯びた愛らしいスタイリングが特徴です。
最新一部仕様変更は2024年12月10日発売で、スズキ公式ニュースリリース(2024年12月10日)によるとデザインコンセプトを「ナチュラルユニーク」とし、フロントバンパーやフロントグリルを丸みを帯びた造形にリフレッシュしました。安全機能では衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」を標準装備したほか、アダプティブクルーズコントロール(ACC・全車速追従機能・停止保持機能付)・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキ・ブレーキホールドなどを新たに採用(HYBRID S・HYBRID X)。スズキコネクトにも対応し、安全と快適装備が大幅に充実しました。
グレードはG・HYBRID S・HYBRID Xの3グレードで、各グレードに2WD・4WDが選択可能です。スズキ公式サイトの価格はG(2WD)が約149万円から、HYBRID X(4WD)が約193万円となっています。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,695mmの軽自動車規格、4人乗りの軽ハイトワゴンです。月販計画は3,500台と、ワゴンR(3,000台)を上回るスズキの主力モデルです。
ファミリーカーとしての魅力
①ワゴンRシリーズ初の両側スライドドア標準装備、子どもの乗せ降ろしが格段に楽になる
ワゴンR スマイル最大のファミリー向け強みは、ワゴンRシリーズ初の両側スライドドア標準装備です。HYBRID S・HYBRID Xでは助手席側にワンアクションパワースライドドアが標準装備され、HYBRID Xでは両側パワースライドドア化のメーカーオプション設定があります。
スーパーハイトワゴンのスペーシアに対して全高1,695mmと一段低く、より小ぶりで取り回しのよいハイトワゴンとして、毎日のチャイルドシートへの乗せ降ろし・狭い駐車場での後席アクセス・荷物の積み下ろしを大幅に楽にできます。スライドドアは隣の車を気にせず大きく開けられるため、保育園・幼稚園の駐車場・スーパーの混雑した駐車スペースでも安心して使えます。
②2024年12月改良でデュアルセンサーブレーキサポートII×ACC×車線維持支援×電動パーキングブレーキ採用、ハイブリッドで充実の安全装備
2024年12月の一部仕様変更で、安全装備が軽ハイトワゴンとして最新水準に大幅強化されました。デュアルセンサーブレーキサポートIIはミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより検知対象を車両・歩行者・自転車・自動二輪車に拡大し、交差点での出会い頭・右左折時の事故被害軽減にも対応します。子どもを後席に乗せて毎日通学路を走るご家庭にとって、自転車検知・交差点対応は実用的な安全機能です。
HYBRID S・HYBRID Xにはアダプティブクルーズコントロール(ACC・全車速追従機能・停止保持機能付)と車線維持支援機能が採用され、高速道路での長距離移動でドライバーの疲労を軽減します。さらに電動パーキングブレーキ・ブレーキホールドも採用され、信号待ち・坂道での発進補助で日常使いが格段に快適になりました。「サポカーS ワイド」「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」にも該当しており、安全性能を重視するご家庭にも安心です。
③ナチュラルユニークなレトロかわいいデザイン×全12パターンのカラーバリエーション、毎日乗りたくなる愛らしいスタイル
ワゴンR スマイルは「ナチュラルユニーク」デザインコンセプトのもと、優しく微笑むようなフロントマスク・丸みを帯びたヘッドランプガーニッシュ・シンプルに整えたロアグリルなど、軽自動車らしい親しみやすさと上質感を両立した独自のスタイリングが魅力です。
2024年12月改良で新色「トープグレージュメタリック」をボディ・ルーフ色に採用したほか、「ソフトベージュメタリック」「トーニーブラウンメタリック」を新設定し、2トーンルーフ7色・モノトーン5色の全12パターンのカラーバリエーションが用意されています。HYBRID Xのインパネカラーパネルは「リフレクショングレー&カッパーゴールド」「モスブルー&シルバー」など個性的な配色で、フロントドアアームレストもインパネ同色に揃えるなど、明るく上質な室内空間が演出されています。
④HYBRID S・XのマイルドハイブリッドでWLTCモード25.1km/L、家計に優しい燃費とエコカー減税対象
HYBRID S・HYBRID Xにはマイルドハイブリッドシステムが搭載されており、WLTCモード燃費は2WDで25.1km/Lと軽ハイトワゴンとして優れた数値です。減速時のエネルギー回収・発進時のモーターアシストにより、滑らかな加速感と燃費性能を両立しています。
エコカー減税では重量税50%軽減(HYBRID S/X 2WDの場合)の対象で、購入時の税金面でもメリットがあります。Gグレード(NAエンジン)も2WDで23.9km/Lと十分な燃費水準で、エコカー減税重量税50%軽減対象です。家計の負担を抑えながらスライドドア付きの実用的な軽ハイトワゴンを使いたいご家庭にとって、ワゴンR スマイルは魅力的な選択肢です。
⑤スズキコネクト対応・5つのスタイルコーディネート、自分らしい一台を選べる楽しさ
2024年12月改良でスズキコネクトにも対応し、スマートフォンアプリ連携でリモートエアコン操作・スズキ緊急通報・カーファインダー(駐車位置確認)・ドアロックのし忘れ通知などのサービスを利用できるようになりました。子どもを連れて出かける前に車内を快適温度にしておく便利さは、暑い夏・寒い冬の子育て世代にとって特に実感できる装備です。
販売会社装着アクセサリーとして「ナチュラルシックスタイル・キュートスタイル・エレガントスタイル・クラシカルスタイル・シーサイドスタイル」の5つのコーディネートも用意されており、自分の好みのライフスタイルに合わせたカスタマイズで毎日乗る車をより愛着あるものにできます。
グレードをどう選ぶ?
ワゴンR スマイルはシンプルな3グレード構成です。
G(NAエンジン・2WD/4WD)はNAエンジン搭載のエントリーグレードです。デュアルセンサーブレーキサポートIIなど基本安全装備が標準で揃いますが、ACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキ・両側スライドドア(電動)は非装備です。コストを優先するご家庭向けです。
HYBRID S(マイルドHV・2WD/4WD)はマイルドハイブリッド搭載・ACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキ・ブレーキホールド・助手席側ワンアクションパワースライドドアが標準装備された主力グレードです。多くのご家庭に向いた装備バランスのよい選択肢です。
HYBRID X(マイルドHV・2WD/4WD)はHYBRID Sの装備に加えて専用シート表皮・カラーインパネ・LEDヘッドランプ・14インチアルミホイール・2トーンルーフ仕様の選択(オプション)など、上質な内外装が特徴の最上級グレードです。デザインと装備のフル装備を楽しみたいご家庭向けです。
チャイルドシートとの相性は?
ワゴンR スマイルの後席にはISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの正しい固定が可能です。
両側スライドドア標準装備により、駐車場の隣の車を気にせず後席ドアを大きく開けられ、チャイルドシートへの乗せ降ろしが楽に行えます。HYBRID S以上は助手席側電動スライドドアが標準で、子どもを抱っこしながらの乗降や荷物を持った状態での乗降に便利です。HYBRID Xでは両側電動スライドドアのメーカーオプション設定もあり、運転席側からも自動で開閉できる利便性が手に入ります。
全高1,695mmのハイトワゴンボディにより後席への乗り込みもしやすく、チャイルドシート設置後も頭上空間に余裕があります。なお全高1,695mmは多くの立体駐車場の全高制限(1,550mm)を超えるため、ご利用の駐車場の制限高を事前にご確認ください。
気になるデメリットは?
ワゴンR スマイルをファミリーカーとして正直にお伝えする点があります。
4人乗りのハイトワゴンのため、大人4名+大量の荷物の同時積載には限界があります。家族全員での旅行・大型荷物の運搬には手狭な場面があります。スーパーハイトワゴン(スペーシア・タント・eKスペース等)と比べると室内空間も一段小さくなります。
またNAエンジンのGグレードは高速道路の余力が限られます。家族4人乗車での高速合流・長い上り坂では加速に時間がかかる場合があります。高速道路の長距離移動が多いご家庭は、HYBRID S・HYBRID Xのマイルドハイブリッド搭載グレードがおすすめです。それでもターボエンジンを搭載したスペーシア カスタム等と比べるとパワー面では劣ります。
Gグレードは両側スライドドアが手動で、電動スライドドアの便利さを得るためにはHYBRID S以上が必要です。「スライドドアの電動操作が必要」というご家庭は予算的にHYBRID S以上を選ぶ必要があります。
ダイハツ ムーヴキャンバスとの違いは?ファミリー目線で比較
ワゴンR スマイルの最大の競合であるダイハツ「ムーヴキャンバス」との違いを整理します。両車ともレトロかわいいデザインと両側スライドドアを備えた軽ハイトワゴンとして、直接競合関係にあります。
ワゴンR スマイルは2024年12月改良でデュアルセンサーブレーキサポートII・ACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキを採用し、安全装備の水準で先進的な進化を遂げています。価格は約149万円〜と手頃で、HYBRID S/X(約172万円〜)でACC・電動パーキングブレーキを楽しめます。「ナチュラルユニーク」のレトロかわいいデザインと豊富な12パターンのカラーバリエーションが特徴です。
ムーヴキャンバスはダイハツの「ストライプス/セオリー」の2系統のデザインで個性を表現しており、両側パワースライドドアを標準装備しているのが強みです。ボディカラーやインテリアの選択肢も豊富で、デザインの統一感ではダイハツが一歩先を行きます。
「最新の安全装備(自転車検知・交差点対応・ACC・電動パーキングブレーキ)を求める」ならワゴンR スマイル、「両側パワースライドドア標準装備とダイハツの個性的なデザインを求める」ならムーヴキャンバス、という選び方が目安です。
こんなご家庭におすすめ!
- 軽スーパーハイトワゴン(スペーシア等)ほど大きくなくていいが、両側スライドドアの利便性は欲しいというご家庭。
- レトロかわいいデザインと豊富な12パターンのカラーバリエーションで、毎日乗る車のデザインにもこだわりたいご家庭。
- HYBRID S・HYBRID XのACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキで、長距離帰省・旅行の高速道路でのドライバー疲労軽減を求めるご家庭。
- 2024年12月改良で大幅強化された最新世代の安全装備(デュアルセンサーブレーキサポートII・自転車検知・交差点対応)を求めるご家庭。
- スズキ販売店でのアフターサービスを受けながら、コンパクトで使いやすい軽ハイトワゴンに乗りたいご家庭。
ファミリーカーとしての総評
※表は横にスクロールできます ↔️
| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 室内の広さ・使い勝手 | ★★★★☆ | 全高1,695mmのハイトワゴンとして前後席に余裕あり。両側スライドドア装備で日常使いが便利。スーパーハイトワゴンほどの広さはないが軽ハイトワゴンとしては十分。 |
| 安全性能 | ★★★★☆ | 2024年12月改良でデュアルセンサーブレーキサポートII・ACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキ・スズキコネクト対応と大幅強化。軽ハイトワゴンとして最新世代の充実装備。 |
| 乗り降りのしやすさ | ★★★★☆ | ワゴンRシリーズ初の両側スライドドア標準装備(HYBRID S/Xは助手席側電動・HYBRID Xは両側電動オプション)でチャイルドシート乗せ降ろしが便利。 |
| 運転のしやすさ | ★★★★☆ | 軽自動車規格の小回り・全高1,695mmで取り回しやすい。HYBRID S・XのACC・電動パーキングブレーキで日常から高速道路まで運転負荷を軽減。 |
| 維持費・コスパ | ★★★★☆ | 約149万円〜の手頃な価格・WLTCモード25.1km/L(HYBRID S/X 2WD)の良好な燃費・エコカー減税重量税50%軽減対象でランニングコストを抑えやすい。 |
総合評価
★★★★★
4.0 / 5.0点
スズキ ワゴンR スマイルは、「ワゴンRシリーズ初の両側スライドドア標準装備による毎日の乗せ降ろしの便利さ」「2024年12月改良で大幅強化されたデュアルセンサーブレーキサポートII・ACC・車線維持支援機能・電動パーキングブレーキの最新安全装備」「ナチュラルユニークなレトロかわいいデザインと豊富な12パターンのカラーバリエーション」「マイルドハイブリッドのWLTCモード25.1km/L(HYBRID S/X 2WD)の良好な燃費」という4つの強みが揃った、子育て世代向けに非常にバランスのよい軽ハイトワゴンです。スーパーハイトワゴンのスペーシアほどの広さはありませんが、「両側スライドドアの利便性」「コンパクトで取り回しやすいサイズ感」「最新の安全装備」「レトロかわいいデザイン」を全部欲張りたいご家庭には、ワゴンR スマイルはバランスよく応えてくれる一台です。
*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はスズキ公式サイトまたは販売店でご確認ください。

