スバル プレオプラスってどんな車?
スバルの「プレオ プラス(PLEO PLUS)」は、ダイハツ工業からのOEM供給の軽自動車(5ドアハッチバック)です。ダイハツ「ミラ イース」が姉妹車にあたります。現行の第2世代は2017年5月に発売され、2024年10月3日に最新の一部改良が実施されました。
今回の改良では、コーナーセンサー(リヤ)を2個から4個に変更して後退時の安全性を向上させ、2WDモデルへの「寒冷地仕様」標準化も行われました。スバル公式サイトの価格はF(FF)が約104万円から、G(4WD)が約145万円となっています。販売計画は200台/月とコンパクトながら、確実なニーズに応えているモデルです。
グレードはF・L・Gの3グレードで、各グレードにFF/4WDの選択が可能です。ボディサイズは全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,500mm(4WD車1,510mm)の軽自動車規格、4人乗りです。
ファミリーカーとしての魅力
①約104万円〜の軽自動車最安水準の価格と維持費の安さ、家族の家計管理に最も優しい選択肢
プレオプラス最大の魅力は、F(FF)約104万円〜という軽自動車の中でも最安水準の価格です。スライドドアや豊富な装備を持つ軽スーパーハイトワゴン(シフォン約148万円〜)と比べて40万円以上安く、家族の2台目・セカンドカーとして購入時の出費を最小限に抑えられます。
維持費も軽自動車として最小水準です。軽自動車税は年間1万800円、燃費は2WD車でWLTCモード約22〜25km/Lと良好で、日常の近距離送迎・買い物・通勤が主体の使い方では月々の燃料費を大幅に抑えられます。シンプルなNA(自然吸気)エンジン・軽量ボディの組み合わせは、故障リスクが少なく長期間維持しやすいという実用的なメリットもあります。「家計への負担をできるだけ抑えながら、家族のもう1台の車を確保したい」というご家庭に、プレオプラスはもっとも現実的な答えを持っています。
②スマートアシスト全車標準・コーナーセンサー4個(2024年10月改良)、低価格帯でも基本安全装備が揃う
全グレードにスマートアシスト(ダイハツ工業の登録商標)が標準装備されており、衝突警報機能・衝突回避支援ブレーキ(対車両・対歩行者)・車線逸脱警報・誤発進抑制機能などが含まれます。100万円台前半の軽自動車に衝突回避支援が標準で備わっている点は、子育て世代が日常的に乗る車として安心感を持てる重要なポイントです。
2024年10月の改良でコーナーセンサーがリヤ2個から4個に増加し、バック時の死角への接触リスクへの対応力が向上しました。スーパーやコンビニの駐車場での後退時・狭い路地でのバック操作など、日常の細かい場面で安全をサポートします。全車標準のオートライトにより、夕暮れや曇天での消灯忘れを防止できる点も日常使いでの安心感につながります。
③軽自動車規格の小回りで都市部の狭い場所も安心、シンプルな操作性で誰でも運転しやすい
プレオプラスは全長3,395mm×全幅1,475mmの軽自動車規格のコンパクトなボディで、狭い駐車場・住宅密集地の路地・商業施設の混雑した駐車スペースでも余裕をもって取り回せます。スーパーハイトワゴン(シフォン)やSUV(レックス)と比べても一段コンパクトな全高1,500mmは、立体駐車場の制限(多くは1,550mm制限)に引っかかるリスクがほとんどなく、都市部での駐車環境への制約が最も少ない車です。
シンプルな5ドアハッチバックとしての操作性・視認性の高さも、日常の「足グルマ」として扱いやすさにつながります。普段車に慣れていない方・免許取り立ての家族・高齢の親御さんが使うセカンドカーとしても、プレオプラスのシンプルな操作感は向いています。
④L以上のLEDヘッドランプ・Gのスマートキーとシートヒーターでグレードアップも可能
エントリーのFグレードでも基本的な使い勝手は十分ですが、上位グレードを選ぶと日常の利便性がさらに高まります。L以上はLEDヘッドランプ・LEDクリアランスランプが標準装備となり、夜間の視認性と省電力性が向上します。また14インチホイールにインチアップされ、乗り心地も改善されます。
Gグレードではさらにスマートキー・プッシュスタート・シートヒーター(運転席・助手席)が標準装備され、寒い朝の乗り込みがより快適になります。スマートキーで鍵を取り出さず開錠・施錠できる利便性は、荷物を抱えているときや急いでいるときに重宝します。2024年10月改良で2WD車にも寒冷地仕様が標準化されており、寒冷地でも安心して使えるようになりました。
⑤4人乗り・十分な荷室容量でコンパクトファミリーの日常使いに対応、「足グルマ」としての実用性を確保
プレオプラスは4人乗りの5ドアハッチバックとして、後席に2名乗車した状態でも実用的な荷室スペースが確保されています。後席を使わない場合はリアシートを倒してより広い荷室を作ることもでき、スーパーの買い物・子どもの習い事の荷物・日用品の積載には対応できます。
「ファミリーカーのメインとして使う」というよりは、「もう1台の日常の足として1〜2人で使う機会が多い」という使い方が最も向いています。ガソリンスタンドへの寄り道・保育園への単独送迎・近所の買い物・通勤など、単独または少人数で毎日使うシーンで、プレオプラスの経済性と取り回しのよさは存分に発揮されます。
グレードをどう選ぶ?
プレオプラスはシンプルな3グレード構成です。
Fはスマートアシスト・コーナーセンサー・オートライトが揃った価格最優先のエントリーグレードです。ハロゲンヘッドランプ・13インチホイール・手動ドアミラーとなりますが、安全装備は標準で揃っています。購入コストを絶対的に抑えたいご家庭向けです。
LはLEDヘッドランプ・14インチホイール・電動格納ドアミラーが加わる中心グレードです。コストと利便性のバランスが最もよく、多くのご家庭にとって現実的な選択肢です。
Gはスマートキー・プッシュスタート・シートヒーター(運転席・助手席)が加わる最上位グレードです。寒い日の乗り込みやすさ・鍵の煩わしさを解消したいご家庭向けです。
チャイルドシートとの相性は?
プレオプラスの後席にはISOFIX対応チャイルドシート固定ロアアンカレッジとトップテザーアンカレッジが装備されており、ISOFIX対応チャイルドシートの正しい固定が可能です。
ただし5ドアハッチバックのヒンジドアのため、後席へのアクセスは一般的なセダン・ハッチバックと同様の使い勝手となります。シフォン(スーパーハイトワゴン)のようなスライドドアはなく、駐車場の幅が狭い場合はドア開閉に制約が生じます。また全高1,500mmの低めのボディのため、後席への乗り込みはやや屈む姿勢が必要となります。毎日チャイルドシートへの乗せ降ろしが発生するご家庭にとっては、スライドドア車と比べて不便を感じる場面があります。プレオプラスは「子育て中のメインのファミリーカー」というよりも、「子育て期の家族のセカンドカー・大人が主に使う足グルマ」としての活躍が向いています。
気になるデメリットは?
プレオプラスはセカンドカーとして非常に合理的ですが、ファミリーカーとして正直にお伝えする点があります。
スライドドアがないことは、小さな子どもを毎日乗せ降ろしするご家庭にとって最大のデメリットです。シフォン・ステラのようなスライドドア車と比べて、駐車場での後席アクセスやチャイルドシートへの乗せ降ろしに手間がかかります。「毎日の保育園送迎でチャイルドシートの乗せ降ろしを楽にしたい」という場合は、シフォンやステラが適しています。
また4人乗り・5ドアハッチバックのため、家族4名+大荷物の同時積載には限界があります。家族全員での旅行・帰省で大きな荷物を多数積む機会が多いご家庭には向いていません。
さらにOEM車のためスバル独自の技術が搭載されていない点も把握が必要です。アイサイト・シンメトリカルAWD・水平対向エンジンは非搭載で、スバル上位モデルの安全水準・走破性は期待できません。
ダイハツ ミラ イースとの違いは?ファミリー目線で比較
プレオプラスの姉妹車であるダイハツ「ミライース」との違いを整理します。基本的なプラットフォーム・エンジン・安全装備の基本はほぼ共通です。
プレオプラスを選ぶ理由は、スバル販売店でのアフターサービスを受けたい・スバルブランドで統一したい・スバルの販売店の方が近いという場合です。ミライースを選ぶ理由は、ダイハツ販売店での充実したサービス・ミライース固有のカラー展開・価格設定の若干の違いなどです。基本性能は実質同等のため、どちらのディーラーでより充実したサポートを受けられるかで選ぶのが現実的です。
こんなご家庭におすすめ!
- 子育て世代の2台目・セカンドカーとして、購入コストと維持費を最大限に抑えながら実用性を確保したいご家庭。
- 主に大人1〜2人での近距離移動(通勤・買い物・送り迎え)が主体で、家族全員でのドライブにはメインカーを使うご家庭。
- 立体駐車場制限を気にせず、都市部の狭い駐車場でも取り回しを重視したいご家庭。
- スバルの販売店でのサービスを受けながら、最もリーズナブルな軽自動車に乗りたいご家庭。
- 子育てが落ち着いた後・高齢の親御さんへのセカンドカーとして、シンプルで維持費の安い一台を探しているご家庭。
ファミリーカーとしての総評
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| 評価項目 | 評価 | コメント |
|---|---|---|
| 室内の広さ・使い勝手 | ★★☆☆☆ | 4人乗りの軽ハッチバックとして日常の少人数使いには十分。家族全員での大荷物乗車には狭く、スライドドアもない。 |
| 安全性能 | ★★★☆☆ | スマートアシスト全車標準・コーナーセンサー4個で基本は揃う。アイサイトは非搭載でスバル上位モデルの水準には及ばない。 |
| 乗り降りのしやすさ | ★★☆☆☆ | スライドドアなし・全高1,500mmのヒンジドアハッチバック。チャイルドシートの毎日の乗せ降ろしには不向きな場面が多い。 |
| 運転のしやすさ | ★★★★☆ | 軽自動車規格の小回り・低い全高で取り回し優秀。全高1,500mmで立体駐車場制限を気にせず使えるのは大きなメリット。 |
| 維持費・コスパ | ★★★★★ | 約104万円〜の軽自動車最安水準の価格・軽自動車税・高燃費と、ランニングコスト最小化を最優先するご家庭に最適。 |
総合評価
★★★★★
3.0 / 5.0点
スバル プレオプラスは、「スバル公認の最安水準の購入価格」「スマートアシスト全車標準の基本安全性」「軽自動車規格の取り回しのよさ」「維持費の安さ」という4つの強みが揃った、子育て世代のセカンドカー・家族の足グルマとして最も合理的な選択肢のひとつです。一方でスライドドアがなく、室内も4人乗りハッチバックとして子育て世代の「メインのファミリーカー」としては力不足の面があります。「ファミリーカーとして家族全員で使う1台を探している」のであれば、シフォン・ステラ・クロストレックなど上位モデルの検討をおすすめします。しかし「もう1台の経済的な足グルマ」として使い分けるご家庭には、プレオプラスはこれ以上ないほど合理的な一台です。
*掲載価格・スペックは2026年3月時点の情報です。詳細はスバル公式サイトまたは販売店でご確認ください。

